India Note|インドの現代を知るウェブメディア

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インドの急成長市場!世界中の投資家が注目するインドEコマース市場の現状って??

インドで拡大するEコマース市場

ここインドで急速に成長しているビジネスがあります。
皆さんも一度は楽天やAmazonで買い物をしたことがあると思いますが、Eコマース(電子商取引)がここインドでも急成長しているんです。

でも現状ではまだインドのEコマースの市場規模はそんなに大きくありません。
日本におけるE-コマースの市場規模、約11兆円に対して、インドのE-コマースの市場規模は2014年11月現在3500億円程度です。
The Economic Timesより)

しかし、ここインドではEコマースが今後成長著しいと言われており、世界中からE-コマースビジネスへ投資が集まっています。
例えばAmazonはインドのAmazon.inに約2000億円を投資しましたし、最近日本でも話題になっていましたが、ソフトバンクがインドのEコマース大手であるスナップディールに約667億円を投資しました。

amazon

世界中の投資家が注目するインドEコマース市場

なぜ今インドのEコマース市場はここまで世界中の投資家の注目を集めているのでしょうか?
それは一重にEコマースの市場規模のポテンシャルが半端ないからです。

Eコマースの市場規模を測る際に重要な指標となるのはインターネット人口です。
そもそもインターネットにアクセスできなければEコマースは利用できません。

現状インドのインターネット人口は1億2000万人程度(!)と言われていますが、以下の2つの要素から急激に増加していくと考えられます。
1つ目に人口増加です。何度もしつこいですが、インドの人口は今後も右肩上がりに伸びていきます。
2013年現在のインドの人口は約13億人ですが、2026年には15億人近くなるになるそうです。

2つ目にインターネット普及率です。
テクノロジーのイメージと途上国のイメージ、その両方が強いインドですが、やはりテクノロジーを駆使できる人々とテクノロジーという言葉さえ知らない貧しい人々の格差は大きく、現状、インターネットにアクセスすることのできる割合は全人口の約10%に限られています。

しかし、Googleのエリック・シュミット会長が「2020年までに全人類がインターネットを使えるようになる」と発言したように、経済成長が著しいここインドで、インターネット利用者が飛躍的に伸びていることは間違いないです。

2016年までに約3倍の市場規模に

以上2つの要素、”人口”と”インターネット普及率”の両方が増加するならば、必然的にそれらかけ算であるインターネット人口は爆発的に増加するでしょう。(1×1=2が2×2=4になるようなイメージでしょうか。)
そして、それ合わせてインドのEコマースの市場は爆速で成長していくと考えられます。

インド インターネット

実際、インドの主要なリサーチ会社であるCRISILによると、インドのEコマース市場は、今後3年間で年間50%以上ずつ拡大するそうです。
そうなると同市場は2016年までに5000億ルピー(約8000億円)と3倍にも大きくなります。

いや〜、色々と見ていくとインドのどの市場においてもその成長スピードに度肝を抜かされますね。
ここインドにいると、インドが世界の中心となる日が来る事を確信する毎日です。
(逆に日本という国の素晴らしさも思い知ります。)

次回は実際にインドのEコマースサービスを紹介したいと思います。

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