India Note|インドの現代を知るウェブメディア

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チェンナイでの半年間のインターンを終えて。インドに来て良かった?

インターンを終えて

最初は何にも分からなかった。
本当に何にも。
お風呂の入りかた、ご飯の食べ方、訪問先での過ごし方、名刺の渡し方、電車・バス・シェアオートの乗り方。
生活の仕方が全く分からなかった。

でも周りの人たちの支えがあって、時間と経験とともにだんだんできるようになってきた。

そして今は割となんだってできる。
辛い時も、悲しい時も、不安になることもインドの悪口を言うこともたくさんあった。

こんなにもいろいろな感情や気持ちがでてきて、考えることが多くて。
新しい発見や気づきがたくさんあった。
これはきっとインドの生活に浸りまくったからだと思う。

浸りまくったけれどいまだにインドは難しすぎる。

一生理解不可能だと思う。
一つの国なのに、何もかも違うからインド人でも分からないインドだから仕方ない。
全部つかもうとしなくたって、関わったところはなんとなく知られたからいいや。

インドに来て良かった?

今はこうやって思えるけれど、何しに来たのだろうな、なんでインド人と同じ生活しているんだろう。
これで何か見つかるのかな?分かるのかな?
見つけたところで、それをインドは求めているだろうか。

分かったところで何のため? 将来に役立つの?
ただの自己満足なんじゃないか、頑張っていると思って自惚れてるだけなんじゃないかって不安に駆られることもあって。
FBやブログの投稿もうざいでしかないのにずっと挙げるし、なにやってんだか、ととってもブルーな時になることもあった。

放置されまくって大変な時期もイライラしたときもあったけど(後半は極度イライラしかしていない。)、まあその分対応力はついたと思う。

そんなこんなで、インド企業だけじゃなくて、大学、日系のアルミホイール工場、商社、自動車サスペンション工場にも伺わせてもらえた。

知らない世界を見ることができて、考えることができた。
インド人や日本人の話を聞くことで、何を思っているか知ることができた。

日印の比較ができた。
こんなにもたくさんの社会人の方に接することができたから様々なことを学んだ。
初めは全然日本人の知り合いいなかったのに、旅行に行ってくれたり、食事に連れていってくれたり、ホームパーティーに呼んでくださったり、嬉しいメールをもらったり。

いっぱい支えてもらってお世話になって。
なんだか寂しくなっちゃうなあ。

こうやって日本をここでも求めているから、やっぱり日本人なんだなと思った。
(インド人と日本人の過ごした時間バランスが絶妙でよかった、とも思う)
ホームパーティーに参加させてもらったとき、いくつかの家族が集まってて温かくていいな、と思ったけど、わたしもこのホステルのみんなのおかげでホームシックにかかることもなく、ぼっちになることもなかったから結局ホステルにも感謝だなあ。
もちろんもう一生住みたくないけれど。

インプットはいっぱいできたから、これからアウトプットをしていこう。
ほーんと、長かったけどあっという間だった。

感じた気持ちや思ったことをこれからも忘れないようにしていきたい。
大切にしよう。
良いイメージのないインドに心配性なのに送り出してくれた両親にも本当にありがとうです。

母から本心を綴ったメールをもらったとき、おかあさんの気持ちここまで分かってなかったな、って思った。
私がのんきにしているときも、毎日心配だったんだなって。
そうだよね、インドに浸っちゃってるわけだから余計心配だよね。
(移動とかも)でも両親はいつでも私のやりたいことを一番に考えてくれる。
応援してくれる。だから今までもいろいろ経験できました。
全く大変な娘ですよね。お父さんもお母さんも本当にありがとう。

励ましてくれて、いろいろなところに連れて行ってくれて、新しいことを学ばさせてくれて、いっぱいいっぱいありがとうございました。

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