India Note|インドの現代を知るウェブメディア

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インドで高まるサッカー人気!Iリーグで奮闘する日本人サッカー選手達

インド・スーパーリーグとIリーグ

インドにはプロサッカーリーグが2つあります。
以前紹介したインド・スーパーリーグ(ISL)は昨年発足したリーグで、それとは別にIリーグというのがインドには存在しています。

▼ インド・スーパーリーグ
http://www.indiansuperleague.com/

▼ Iリーグ
http://i-league.org/

Iリーグは2007年にプロリーグとして正式に認められ、それまではナショナルフットボールリーグとして、日本でいうJFLのような組織形態をとっていました。
実はこのIリーグには日本人選手が全体で5名、奮闘しています。
ヨーロッパリーグやJリーグの熱気に比べると、アジアのリーグは日本人から中々注目されませんが、そこにもサッカーに人生を懸けた素晴らしい選手たちが多数在籍しています。

今回はそんなIリーグで日々奮闘を続ける日本人選手達を紹介したいと思います。

遊佐克美(モフン・バガンAC)

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Libero Sportsより)

遊佐選手はコルカタを拠点とするモフン・バガンACの10番としてチームを牽引している選手です。
1988年福島生まれの遊佐選手は、サンフレッチェ広島ユース出身で、ユース時代には全国優勝も経験しています。
そのままトップチームに入団するも怪我が続き、その後、移籍を繰り返します。

2013年からIリーグ一部のモフン・バガンACの主力選手として活躍。
今年はすでに2ゴールを決めるなど、今後の活躍が期待されます。

▼ オフィシャルブログ
http://www.penalty.co.jp/blog/katsumi_yusa/

▼ 最新試合
http://www.mohunbaganac.com/news-detail/expectations-soar-high-as-sony-katsumi-juggernaut-begin-to-roll-987

長谷川太郎(ムハンメダンSC)

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(オフィシャルブログより)

ムハンメダンSCは1891年コルカタで設立された最も古いクラブの一つとして非常に人気があります。
長谷川選手はこのクラブの30番として、2014年より所属しています。

現在チームは2部リーグに所属しているため、日本人で知っている人は相当限られていますが、長谷川選手もインドで孤軍奮闘している一人です。
柏レイソルユース出身で、Jリーグで複数クラブを渡り歩いた後に、2014年にインドリーグに移籍してきました。
1979年生まれと、サッカー選手としてはかなりベテランの域になりますが、同じ日本人がチームを2部リーグに押し上げる活躍を期待したいと思います。

▼ オフィシャルブログ
http://www.diamondblog.jp/official/taro_hasegawa/

末岡龍二(プネーFC)

末岡選手はプネFCの11番として、後述する和泉選手とともにチームを牽引しています。
大学時代に全国優勝を経験した後、アルビレックス新潟に入団するも、その後タイやシンガポールのクラブを渡り歩くことになります。

2009年からIリーグでプレーを始め、2年目となる2010-2011シーズンには所属していたサルガオカーSCで優勝を経験、自身も年間最優秀選手に選ばれるなど、これまでIリーグで最も成功した日本人です。
その後、2チームを渡り歩き、AFC2013に出場してベスト4を経験した後、2014年よりプネFCに所属しています。

▼ オフィシャルブログ
http://blog.livedoor.jp/rsueoka/

和泉新(プネーFC) 

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オフィシャルブログより)

和泉選手はインド人の父と日本人の母を持ち、インド国籍を取得した日本人選手で、インド代表にも呼ばれたことがあるプレーヤー(実力者)です。
プネFCでは背番号8番をつけて、ゴールもあげるなど、チームの中心選手として活躍しています。

インド代表でもすでに一度出場経験があり、今後代表に再度召集され日本代表と対戦することが待ち望まれています。
インドリーグ初の日本人選手でもあり、これまで複数のインドクラブを渡り歩いてきています。
すでに年齢は30歳と決して若くはないですが、ベテランとしてインドでの活躍を期待しています。

▼ オフィシャルブログ
http://arata-izumi.blogspot.in/

松ヶ枝泰介(ムンバイFC)

松ヶ枝選手は1982年香川県出身の選手で、高校時代は千葉の名門市立船橋高校に所属、その後明治大学進学後にジェフユナイテッド千葉に入団しました。
現在は、ムンバイFCの11番としてインド一部リーグのピッチに立っています。

ムンバイFC入団前の2013年にはIリーグ所属のシロン・ラジョンにて31試合4ゴールと好成績を残すなど、ムンバイFCでも活躍が期待されています。

インド・スーパーリーグの発足もあって、インドでのサッカー熱は日々日に増し始めています。
今回紹介した5人にはインドで活躍して、Jリーグのチームとも戦ってもらいたいなと思います。

もしインドに来るのであれば、みなさんもIリーグの日程をチェックして、彼らの応援に駆けつけてあげてください!

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