インド人の仕事の仕方と聞いて、皆さんは何をイメージしますか？
適当、遅い、約束を守らない…。など悪いイメージが多いのではないでしょうか？
しかし、実はインド人の仕事の仕方には、意外と日本人が見習えるものがあると思います。

・どこでも寝る

インドに来ると、そこら中で人が寝ているのを目撃します。
駅、公園、路上…所構わず寝ています。眠い時は寝るのが一番。
日本人は世界で最も睡眠が少ない民族だと言われています。
体の欲求にはとりあえず素直に従ってみるのが、結局は能率をアップすることになるのかも？

・万事NO PROBLEM

僕もこれがかなり口癖になってきました。何かあってもすぐに「NO PROBLEM」と言ってしまいます。
多様性の国だからこそ違いや問題を気にしない精神は、すごくいいと思います。
しかし、自分のミスなのに「NO PROBLEM」で済まそうとするのはいかがなものか。
ひどいときだと、交通事故で車をぶつけた側が「NO PROBLEM」で済まそうとするらしいです。

・とりあえずできます！というYESマンの精神

インド人の意外なところは、何か頼まれると断らないところです。
一見無理そうな事や、自分の能力を超えたような事でもとりあえず「NO PROBLEM」と言って引き受けます。
自分にはできなくても誰かに頼めばなんとかなると思っています。
誰かに道を聞いても決してわからないとは言わず、自分のわかる範囲で教えてくれます。ただ、親切心から1時間の距離を10分と言ったり、あやふやでも適当な方向を指したりします。（これが、インド人は嘘つきだという印象につながっているのかも…。）

世の中の大抵のことはなんとかなるという余裕は、日本人にも見習ってほしいところですね。

・浪花節

インド人は意外と浪花節です。義理・人情というのを日本人以上に大事にしています。
何よりも家族を優先しますし、職場での信頼関係を築くためにオフィスパーティーなんかもあったりします。
男同士の友情というのもとても絆が深そうですし（よく男同士で手を繋いでるけどホモではない）、親切な人は意外に多いです。特に南インドはとても親切な人が多かったです。
一度会社のために忠誠を誓うと、損得抜きで働いてくれるところもあるようです。
インド人サーバント（使用人）が世界一と言われるのも、忠誠心のおかげなのかも。

現代の日本からは失われてしまった義理人情、これは日本人が必要としていることかもしれません。

・休みが少ない

逆に日本の方がいいなと思うところもあります。インドにGWはありません。基本的に土曜日も仕事です。
祝日は州や宗教によって異なりますが、ほとんどありません。
また、インド人は時間の概念も違うのか、残業や休日出勤するのも苦にしていないようです。
思いの外みんな真面目に働いていますし、休憩時間も短いので仕事の時間の中身は濃いです。
ただ、就業時間は9時や10時からなので、朝が弱い僕にはありがたいです。
日曜日しか休みがないのは思いの外しんどいですが、昔の日本もそうだったし、残業時間を考えたら労働時間はそれほど変わらないかもしれません。

いかがでしょうか。もちろん日本の方がいいところもたくさんありますが、インド人の働き方も意外と理に適っているいるところがあると思います。
とりあえず今日から1日1カレーを始めて、体質からインド人に作り変えてみてはいかがでしょうか？笑