India Note|インドの現代を知るウェブメディア

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インドが誇るIT企業”BIG3″。インドIT市場を牽引するTCS、Infosys、Wipro

インドが誇るIT企業”BIG3″とは

インドはIT立国として、国を挙げてエンジニア・プログラマーの教育に力を入れています。
そんなインドのIT産業を代表するインド企業が、TCS、Infosys、Wiproの3大企業です。

多くのインド人にとってはこの会社で働くことが一つのブランドにもなっています。
今回は、そんなインドIT産業を代表するBIG3である、TCS、Infosys、Wiproについて紹介します。

TATA Consultancy Service

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TATA Consultancy Service、通称TCSはインドの一大財閥であるTATAグループのIT部門を統括する企業として、その地位を築いています。
世界46カ国にオフィスを構えており、社員数も総計で30万人を越える規模の会社です。

2013年の売上高は140億4000万USD(約1.5兆円)と、インドのIT企業トップの売上高を誇る、世界的大企業の一つです。
日本ではその名をあまり知られてはいませんが、インドではTATAの名前を聞かない日は一切ないと言っていいほど、超有名企業です。

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本社をムンバイに置き。世界の名だたる大企業を顧客に抱えるTCSは、今後インドの成長に伴いますますその規模を拡大させていくことが予想されます。

Infosys

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InfosysはインドIT産業発展の象徴とも言える企業です。
インド企業で初めて米NASDAQ市場に上場を果たした企業でもあり、バンガロールにある本社ビル(写真)はバンガロールにおいて存在感ある建物になっています。
(観光名所ではないので、関係者以外は見れないのが残念です…)
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今年の売上高がすでに82.4億USD(約8500億円)となっており、TCSに次ぐインドIT産業の巨頭として、インドの国力を支えています。
後述するwiproが下請け等の仕事をするのに対して、infosysは直接契約がメインであり、非常にブランド力、競争力の強い企業としても知られています。

Wipro

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WiproはインドIT産業において、TCS、Infosysに次ぐ3番手としてその名前をインド中に轟かせている企業です。
もともと家庭用製品の製造・販売を行っていましたが、1980年代以降にIT産業に進出して、大規模なオフショアリングによって、今の状態まで発展してきた企業です。

世界中に約15万人の従業員を抱えており、売上高も73億USD(約7500億円)と圧倒的な規模感を誇ります。

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インド国内のムンバイ証券に上場しているだけでなく、アメリカ・ニューヨーク証券にも上場している数少ない企業でもあります。

これらインド企業はGoogleやFacebookと違い、BtoBの取引が一般的なので、日本人にはより馴染みの薄い企業かもしれませんが、今後インドがIT大国としてより発展するにつれて、これらの企業に対する日本での注目度も高まるのではないかと思います。

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