India Note|インドの現代を知るウェブメディア

India Note|インドの現代を知るウェブメディア

バックパックする前に身につけておきたい!インドを安全に旅するための3つの心得

インドを訪れる全ての人に知ってほしい!必須スキルBEST3

インド観光庁の発表によると、昨年は約12万人の日本人がインドを訪れたそうです。
バックパック、駐在、留学・・・色々な形でインドに来たのだろうと思いますが、インドで生きていくためには少々特異な心得(スキル)が必要だと、僕は考えています。
今回はその中から3つを「インドで生き残るための3つの必須スキル」と題してご紹介したいと思います。

①リキシャーで荒れ狂う道路を何食わぬ顔で渡るスキル

インドの道路は、常に荒れ狂っています。日本の常識はまず通用しません!!
まず、道路上にある白線全てが完全に無視されています。例えば、中央線です。日本では、車線と車線の間に、自動車などの通行を方向別に区分するための中央線という白線が引かれています。しかし、インドでは一応中央線は引かれているのですが、追い越し走行が当たり前で、中央線の存在感が乏しいです。リキシャーに乗っていると、前の車を追い越そうと中央線をはみ出した瞬間に、対向車にぶつかりそうになりクラクションを鳴らされるということがよくあります。
さらにひどいのが、車道外側線があってないようなものであることです。車道と歩道の間は白線で区切られているのですが、インドに歩道というものはほとんど存在しないのです。例えば渋滞中の道路の横を歩いていると、バイクが追い越しをすべく歩道を走行しだしますし、リキシャーは歩行者にアプローチしようと歩道に踏み入ってきます。
このようにインドでは道路に全ての人間・自動車がプレーヤーなのです。そこにルールは存在しません。だからこそ、このカオスなインドの交通状況の中で生き抜くために重要になってくるのが、道路を渡るスキルです!
我が我がと車を進めるインド人たちは歩行者のために一時停止するといったことは絶対にありません。道を渡りたいのなら、車と車の間の一瞬の隙をぬって、さっそうと道を渡っていくしかないのです。

道路

②首を横にふるスキル

2つ目は首を横にふるスキルです。
既にご存知の方も多いかと思いますが、インド人はボディランゲージとしてYesの意味で首を振ります。
しかし、これは日本人が普段行う「首振り」とは似て非なるものなのです。
日本人はYesの意味の「首振り」として首を上下に振りますよね。これ、インドでは通用しません。
インド人は耳を交互に左右の肩に近づけるように首を横に振ります。
そのイメージは振り子運動です。分かりにくい方は、ピアノを演奏する際に使うメトロノームを思い出してみてください。
これをマスターするとインド人とのコミュニケーションがぐっと楽になります。

インド

③ちょっとのことでイライラしないスキル

最後はなんといってもイライラしないことが重要になってきます。
インドでは日本では考えられないことがよく起こります。
特にお金が絡む場面です。
リキシャーの運賃は基本メーターを無視してぼったくってくることが多いですし、モノを買うときも交渉をしなければとんでもない値段をふっかけてきます。
(特に日本人と認識されるとこの傾向は強まります。日本人=お金持ちの印象が強いので。)
これにイライラしては時間の無駄です。怒りをぐっとこらえて、冷静に自分の持ち金から常識の範囲内で自分の希望額より若干低めの値段を提示しましょう。
すると、交渉相手は無理無理!と言ってくる可能性が高まりますが、如何にこのビジネスチャンスを逃す事があなたの一日の売り上げに対してマイナスなのかを伝え、
それが無理なら別のリキシャー(お店)に行くよと言うことが重要です。
そうすると自分の希望額くらいの価格に収まることが多いです。とにかくイライラせず冷静に対応することが重要なのです。

リクルート

他にもイライラすることはたくさんありますが、(来ると言ってもこない、電話すると言っても電話してこない、時間に遅れてくる・・・などなど)
日常のイライラをインドにおける楽しみの1つと捉えましょう。
そう考えることで、あなたはゆとりを楽しめる人間になること間違いないです。

いかがでしたか?
「郷に入ったら郷に従え」インドではこの言葉がぴったりです。
この3つのスキルをマスターすることで、あなたのインド生活はぐっと充実したものとなるでしょう。

Return Top