クリケット王国インドでサッカー人気が急上昇!
インドで昨年新たに発足したプロサッカーリーグ「インド・スーパーリーグ(ISL)」の人気がインド国内外で急上昇しています。
インドの国民的スポートはなんと言ってもクリケットで、サッカーは正直、国際的に見たら相当弱いです。
最新のFIFAランクでインドはなんと152位…。
しかし、昨年10月12日に産声を上げたISLは、多額のインドマネーがつぎ込まれ、往年のスター選手獲得や有名監督の獲得で全世界の注目を浴びているんです!
今回はISLに所属する元スタープレーヤーをご紹介します!
デルピエロは言わずもがな、元イタリア代表のスーパースターですね。
デルピエロの闘争心は40歳近くなった今でも衰えていません。ISL挑戦にあたり「ISLに参戦することはこれまでにないくらいチャレンジングだ。この国のサッカーの歴史に大きな功績を残したい。」と歴史の浅いインドサッカーに貢献することを約束しました。
②トレセゲ(プネ・シティ)
クラブチームではユベントスに所属し、大活躍した元フランス代表のトレセゲ。1998年にに行われたフランスW杯のメンバー入りも果たし、優勝に貢献した超スーパースターです。
③ピレス(FCゴア)
アーセナルやビジャレアルで活躍したピレスは、2011年にアストン・ヴィラを退団し、3年のブランクを経て、FCゴアに入団。
LSLに参加に際して、ISLの公式Twitterで、「インドにおけるサッカー熱が高まっているときに、新たなリーグの一員になることができ、非常にうれしく思っている。熱狂的なインドのファンの前でプレーし、チームメートたちと自分の知識を共有できるのは、素晴らしいことだろう」と意気込みを述べています。
④ガルシア(アトレティコ・デ・コルカタ)
ルイス・ハビエル・ガルシア・サンス、通称”ルイス・ガルシア”は1978年生まれの36歳。バルセロナの下部組織で育成され、リヴァプールやアトレティコ・マドリーで活躍したことで知られているアタッカーです。2011年からはメキシコリーグに参加し、2014年1月に現役引退を発表していましたが、創設ほやほやのインディアン・スーパーリーグで短期間現役復帰を敢行しました。
⑤ニコラ・アネルカ(ムンバイ・シティFC)
ニコラ・アネルカは1979年生まれの35歳。パリ・サンジェルマンの下部組織で育ち、レアル・マドリーやマンチェスター・シティ、フェネルバフチェ、チェルシー、ユヴェントスなど数々のクラブでプレーしてきたストライカーです。
昨季はイングランド・プレミアリーグのウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンでプレーしていましたが、ユダヤ人を批判するようなジェスチャーをしたことによって罰則を受け、最終的に退団。それ以降はブラジルリーグやイタリア・セリエAに加入する噂があったものの実現せず、所属クラブがない状態が続いていました。
しかし、2014年9月にISL参戦を表明し、ムンバイ・シティFCに所属しています。
なぜ有名選手がISLに集まるのか?
ISL盛り上げを図る意味で各チームにW杯、ユーロ、欧州チャンピオンズリーグなどの国際大会への出場経験のあるマーキープレーヤー(看板選手)の獲得を義務付けているからです。
また、リーグ期間が全10週間と短いため、長期間のリーグに比べてコンディションの調整もしやすくなっています。
つい先月まで、ISLの記念すべき初シーズンであったため、カフェなどのテレビではクリケットではなく、サッカーを中継しているところも多かったです。
目を釘付けにしているインド人も多く、彼らの雰囲気はクリケットを見ている時と全く変わりませんでした。その光景がインド国内のサッカー人気が今後さらに加熱していくことを予感させてくれました。
コメントはこちら