India Note|インドの現代を知るウェブメディア

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インド激動の2014年!今のうちに振り返っておきたい政治・経済ニュース5選

激動のインド!知っておきたい2014年のニュース5選

昨年のインドは世界的にも様々な面で注目を集めました。
特に政治、経済の面でインドは2014年を境に大きな変革を遂げつつあります。

そんなインドのスピード感に遅れないためにも、今回は2015年を迎えるにあたって、知っておきたい2014年の5つのニュースを紹介します。

インドの政権交代!モディが首相に就任

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2014年のインドで最も大きかったニュースといえば、インドの政権交代です。
モディ首相は若いインド人からの圧倒的支持を獲得して、その手腕はすでに様々な影響を各国に及ぼしています。

2014年9月には訪日もしており、安倍首相との会見がニュースになっていました。
モディ首相の政策は非常に合理的なもので、これまでインド政府に漂っていた腐敗の臭いや、停滞していた経済を大きく変えるきっかけになっています。
農業分野で100万人の雇用、トイレを始めとする国内のインフラ整備、IT産業への注力等々、モディ首相の経済政策は火を見る勢いで、2015年も伸びていきそうです。

ソフトバンクがインドへの1兆円投資を発表

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2014年中国のIT最大手アリババのナスダック上場で大きく売りげを伸ばしたソフトバンク。
その次の投資先として孫社長が選んだのがインドです。

すでに年末にかけて、インドECサービスの2番手Snapdeal、タクシー配車サービスのOla、オンライン不動産サービスのHousing.com、これら3社に合計で1000億円近い投資を行っています。
インドではアジアのシリコンバレーと呼ばれるIT都市バンガロールを中心に世界中から起業家が集まりつつあります。

さらに孫社長は訪印時にモディ首相との会見も行っており、今後日印の関係は政治面だけでなく経済面でも強くなっていきそうです。

インドプロサッカーリーグがスタート

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2013年末に創立が発表され、2014年10月末から開始したインディアン・スーパーリーグ。
ヨーロッパで活躍した往年のスーパースターが多数、インドのチームに参画してきています。

デルピエロ、シウヴェストル、トレゼゲ、ルイスガルシア、ピレス、リュンベリ、ジーコ(監督)、マテラッティ(監督)

5年〜10年前のサッカーファンなら誰もが知っているような名選手がインドに大集合しています。
リーグ創設初年度の優勝チームは元スペイン代表ルイスガルシア配する、アトレティコ・デ・コルカタでした。
最近では元イタリア代表ネスタがインドでの現役復帰を発表するなど、インドのクリケット人気に負けず、サッカー熱も徐々に盛り上がりそうです。

Uber、xiaomiがインドで販売禁止に

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2013年、世界で大ヒットしたタクシー配車サービスのUberですが、年末にタクシー運転手のレイプ事件がきっかけで、一部地域ての営業停止が決まりました。
同様に中国のスマートフォンメーカー”シャオミ”も発売当初5秒で予約が完売するなどの伝説を残しつつ、年末に部品メーカーエリクソンとの訴訟で、販売停止が言い渡されています。

ここ数年で、インドにはユーザー獲得を目的に多数のスタートアップが世界中から進出を続けていますが、やはりインドでビジネスを成功させる障壁はまだまだ高いように感じます。
2015年、これらサービスを始めとする外資系企業がどこまでインド国内で成功のチャンスをつかめるに注目が集まります。

インドアライバルビザが廃止へ

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インド入国にはビザの申請が必要になります。
これまでは取り決めとして入国前にビザを発行するか、空港到着時に60USDでビザの申請を行うことができました。

しかしそれが昨年末から廃止され、今後はアライバルビザの申請にも事前のオンライン申請が必要になったのです。
そのため、もしビザの申請を忘れたままインドに到着してしまうと、そのまま強制送還というリスクが高まってしまいました。

短期のインド旅行を考えている人は、必ず日本国内でインドビザを申請することを忘れないように気をつけましょう。

1年というのはあっという間かもしれませんが、その中で小さな変化が重なることで、国家単位では大きな変革が起こります。
特に今のインドはそのスピード感が世界の中でも特に早い国です。

ぜひ2015年はインドに足を運び、その成長を自分の肌で実感してみてはいかがでしょうか。

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