India Note|インドの現代を知るウェブメディア

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【大学生インタビュー:白尾諒さん】スポーツを通じて途上国の貧困問題を解決したい!

インドで活動する日本人大学生

インドにはどんな日本人大学生がいるのか?
本記事ではその疑問にお答えします。

今回は大学一年生で自分の夢に向けて邁進している白尾さんに、インタビューをさせていただきました。
これから海外インターンを考えている方や、インドで留学を考えている方はぜひ参考にしてください♪

➀自己紹介をお願いできますでしょうか。

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青山学院大学1年生の白尾諒と申します。
貧困問題に興味があり、インドにその問題解決に貢献しているNGO団体があるので、そこで様々な人々の貧困の対する想い、考え方を学ぶ為にインドに来ました。
ただ目的地よりずっと南にしか飛行機が到着しなかったため、やむを得ずそこまで飛行機でいき、今は北上している最中です。
バンガロールは僕にとって通過地点に過ぎないです笑

➁貧困に興味があると仰いましたが、将来、貧困問題にはどの様な視点からアプローチをしようと考えているのでしょうか。

具体的には、「スポーツ」を軸に貧困問題にアプローチをしたいと考えています。
私は以前から貧困問題にアプローチをしたいと考えていました。

そしてそのアプローチ方法は沢山あります。
NGOに参加したり、医者になって救助活動を行ったり。
それら沢山の選択肢の中から、私は「自分の一番興味があるもの」でアプローチをしようと決めたのです。

その対象として「スポーツ」を通じた貧困問題の解決に興味があり、自分の人生を賭けた仕事としてもモチベーションが保てる唯一の対象だと判断しました。
先程申し上げたNGO団体はサッカーを通じて貧困問題の解決に貢献しているんですね。
なのでなるべく早く会って話を聞きたいと思っています。

➂スポーツで貧困問題とは全く新しいアプローチ方法ですね。もう少し具体的にお願いできますでしょうか。

スポーツを通じて貧困問題に貢献したい気持ちは強いのですが、ビジネスで展開していこうとは今のところ考えていません。
例えば、貧困地帯の授業の一環として、スポーツを取り入れ、楽しんでもらう。
そのことで学校へのモチベーションを上げたりすることができるじゃないですか。

また、例えば地域でサッカーチームを作り、対抗戦を行うことで地域を活性化させることも充分狙える。
お判りの通り、スポーツビジネスを展開するよりはむしろ非営利で社会貢献したい気持ちの方が大きいですね。

④今回の視察後の大学生活のプランを教えていただけないでしょうか。

一時は大学を辞めようと思ったこともありましたが、今のところ大学を卒業したいと考えています。
在学中は学部で主に扱う国際政治をしっかりと勉強します。
これには貧困問題も含まれているので、その分野は特に力を入れて勉強していきます。

また、長期休暇の間は大学生ならではの休暇を存分に利用してインドの他にも様々な地域を旅し、貧困の現実と向き合い、更にスポーツを通じてどの様に貧困問題を解決できるのかを探っていきます。

⑤インタビューを終えて

白尾さんは一年生の春休みを利用してインドに来ていました。
それもただの旅行ではなく、目的を持ってのインド滞在とのことでした。取材中は笑顔を絶やさずに対応してくれたものの、自分の夢を語る時は真剣そのもの。

「貧困問題」という途方もなく複雑で大きな問題に白尾さんが今後どの様にアプローチしていくのか。
この先が楽しみで仕方ありません。

私より2歳年下の彼ですが、彼の情熱がビンビン伝わってきて刺激になりました。
同時に、私自身彼を見習い、自分が将来やりたいことやできることを真剣に考えねばならないな、と身が引き締まる想いに駆られました。
彼に負けないよう、私自身も自分のよりよい将来に向け精進していきます。

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