インドで激戦のレストラン検索サービス業界！！新風を巻き起こす新サービス２選

レストラン検索サービスが大激戦のインド

日本ではレストラン検索サービスが非常に激戦ですよね。
以前まで食べログとぐるなびの２強状態が続いていましたが、最近では実名口コミのRettyが流行っていますし、アメリカ最大のレストラン検索サービスYelpが上陸したことも話題になりました。
強みが全く違う2社の登場によって、日本のレストラン検索サービス業界は更に競争が激しくなりそうです。

同じように、ここインドでもレストラン検索サービス業界は非常に混戦です。
以前にも紹介したzomatoは情報力とUIに優れており競合他社から一歩抜けている状態ですが、他にもファストフードデリバリー中心のJUSTEATや口コミナンバーワンのTrip Adviserなども広い顧客層を獲得しています。

今回はそんな中で、インドのレストラン検索サービス業界に現れた新星サービスを２つご紹介します。

①もっと気軽にレストランを利用できるClozerr

このサービスはCEOで創業者のラウルの「行ったことのないレストランをもっと気軽に試せたら良いのに」という発想から生まれました。
彼はそれまでのレストラン検索サービスは使いたい場面によって使い分ける必要があることに問題を感じていました。
例えば、レストランを検索するのにはzomato、デリバリーにはFoodPanda、予約にはDineoutを利用する、というようにです。
しかし、Clozerrはそれらの機能を１つに統合することで、顧客にとってより使いやすいサービスを提供しています。

また、Clozerrにはもう１つ大きな特徴があります。
それは各レストランのポイントカードを統合している点です。
Clozerrに加盟しているレストランに行くたびにポイントが貯まり、そのポイントはどのレストランでも使うことができるのです。
このようにユーザーにワンストップでレストランに関する情報を提供している点で、Clozerrには大きな強みがあります。

②デリバリーももっと便利にするTinyOwl

TinyOwlは2014年の4月にIITムンバイの卒業生によって作られたフードデリバリー注文サービスです。
今ではムンバイの3500店以上のレストランが加盟し、実に一日に1000以上のユーザーがこのサービスを通して料理を注文し、自宅で気軽にレストランの味を楽しんでいます。
（ここインドではデリバリーの文化が盛んで、結構多くのレストランで無料のデリバリーサービスを利用することができます。例えば日本でもおなじみのドミノピザのデリバリーサービスはここインドでも人気でインド全体のドミノピザの売り上げの半分はデリバリーの売り上げが占めています。）

彼らはそれまで電話でしかできなかった注文を独自のオペレーションシステムを組むことで完全オンライン化、さらにスマホに最適化したアプリをリリースしたことで、スマホで気軽にデリバリーの注文をオンライン完結できるようにしたのです。