Tripotoが40万USドル(約4000万円)の資金調達を実施
Tripotoはインドビジネススクール(ISB)出身のMichael Lyngdohとインド工科大学(IIT)Anirudh Guptaの二人が2013年9月に立ち上げた旅行の体験をシェアできるサービスです。
現在月間30万人の利用者がおり、インドを中心に様々な国の旅行の経験がシェアされています。
このサービスが面白いのが、サイトで行われているカテゴリー分けです。
イベント、日帰り旅行、都心部の観光など、それぞれの目的に合わせて、自分が知りたい旅の情報(経験)を検索することができます。
旅行系のサービスなだけに、そのデザイン性も非常に高く、英語が読めない日本人でも十分楽しめる作りになっています。
近日中にスマートフォンアプリも出るようです。
最大の競合はHolidayIQ.com
実はTripotoと同様のサービスがすでにインドではローンチされています。
HolidayIQはバンガロールに拠点を置くスタートアップで、月間500万ユーザーが利用する、インドの一大旅行口コミサイトになっています。
インドのホテルに関する情報が50000件近く掲載されている他、多くの旅行系サービスとも提携している注目のサービスの一つです。
こちらはすでにスマートフォンアプリもリリースしており、インドの旅行系口コミサービスでは非常に信頼度の高いサービスとなっています。
拡大するインド旅行市場
2013年にインドでのオンライン予約の売り上げは197億USドルを計上している他、旅行系サービスのデジタル広告市場の利用率はECやモバイル端末などに続き第4位の利用率となっています。
最近ではRedbusやMakemytripといったインド大手旅行系のサービスが都市部を中心に勢力を拡大しています。
元々多くの文化・歴史を持ち、遺跡や自然の多いインドであるだけに、旅行系サービスの可能性は測り知れません。
日本でも最近Trippieceやsowexperienceなど旅に関するサービスが徐々に増えつつあります。
世界を見ればAirbnbが世界中でユーザーを獲得したり、タイで日本人起業家がイベントの経験をシェアできるサービス”Event Carnival“を立ち上げたりしています。
まだまだ伸びしろのあるインド旅行市場。まだまだインドには多くの旅に関するサービスがありますので、今後も引き続き様々なサービスを紹介できればと思います。
【参照】
This startup lets travelers share their tales, itineraries, and more. And it just got funded
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