日本人女性がコルカタで監禁。インドの治安って本当に大丈夫なの??

コルカタで邦人女性が3週間の監禁

このニュースはすでに日本国内の各種メディアが取り上げているので、ご存知の方も多いと思います。

インド東部ビハール州の警察関係者は３日、同州で２０代の日本人女性を約３週間にわたって監禁し性的暴行を加えたとして、インド人の男５人を暴行容疑などで逮捕したと明らかにした。
在コルカタ日本総領事館も事件について把握しており、情報収集などを進めている。
（Yahoo!ニュース：毎日新聞より）

このニュースは日本だけでなく、インドでも大きく取りあえげられています。

インドではここ数年女性に対する暴行廃止を訴える声が高まってきており、小さな事件でも社会の声として取り上げられるケースが増えてきました。
昨年末にニューデリーで起きたUber運転手の強姦騒動、営業停止命令がその代表例とも言えます。

上記の事件とは全く異なりますが、昨年末にグルガオンで爆破予告があり、一時首都ニューデリー・グルガオン近辺が警戒態勢に入りました。

こちらの事件は結果的にけが人も出ることもなく、終わりました。

日本ではあまり取り上げられていないかもしれませんが、昨年末30日にバンガロール中心街で爆破事件が起こりました。
死亡者1名、重症3名となっており、インド国内では非常に大きなニュースとして話題になりました。

自分たちも住んでいる地域からかなり近いところだっただけに、事件後は家の中にいるようにしていました。

このようにインド国内の犯罪に関するニュースを並べてみると、インドは治安が悪く思われがちです。
しかし、それは日本でも同じことであり、インド=治安が悪い=危ないところというイメージは少々ステレオタイプが強いのかなとも感じています。

特に今回のコルカタのケースのように、日本人が絡む犯罪が起こると、どうしても日本のメディアはそれを大々的に取り上げてしまいます。
しかし、実際のところグルガオンにしても、バンガロールにしても、最低限のルールを守っていれば、特別犯罪に巻き込まれるようなことはありません。

現在インド全土で暮らしている日本人は5000人前後と言われています。
しかしインドで起こる邦人が関わる事件の大半は、インドに住む日本人よりも旅人やバックパッカーに多くなっています。
一方で長期間インドに住んでいる日本人は、しっかりと以下のルールを守り、身の安全を守っています。

・夜10時以降の出歩きはしない
・一人（特に女性）で遅くまで出歩かない
・知らない土地に一人で行かない
・置き引きやスリに注意する

もちろん日本に比べれば、少々治安が悪い地域なのかもしれませんが、それはインドに限った話ではありません。
実際自分の周りにいる人は、置き引きにあったケースもゼロですし、バンガロールでの爆破事件はインド人たち自身が驚くようなニュースでした。

もしインドに来るにあたって、治安や身の安全を不安視してそれがネックになっているのであれば、一度インドに住む日本人から直接話を聞いてみてください。
今日本でイメージしているインドの治安とは異なる回答が返ってくると思います。