Masatomo Toyama
YouTubeがインドでオフラインサービスを開始
今や世界中で誰もが知っている動画サービスの一つ”YouTube”がインドで新しいサービスを開始しました。
ネット環境が悪いインドで、動画をどこでも見られるようにYooTubeから動画をダウンロードして保存しておくことができるのです。
ダウンロードされた動画には視聴制限があり、48時間経つとその動画は見ることができなくなります。
インドのネット環境は世界第108位
このようなオフライン施策を企業が打ちだしているのには理由があります。
インドのネット接続スピードは184kbpsで世界第108位と圧倒的な遅さです。
日本が1364kbpsで世界第6位のネット接続スピードを誇ることを考えると、かなり大きな開きがあることがわかると思います。
インドのネット接続はまだまだ3Gが一般的であり、動画をスムーズに見れる環境というのは多くはありません。
最近ではスマートフォンも普及してきて、インターネット人口自体は年々増加傾向にありますが、そのうち動画を見れる割合というのはそれほど多くありません。
インドでは会社からのネット接続が多数
インドでは家庭でネット環境が無い家もしばしばで、会社のネット環境をを利用してインターネットに接続しているケースが非常に多いです。
中には会社でオンラインショッピングを利用して、会社で商品を受け取る人もいるほどです。
このような事情もあって、今回のYouTubeの施策はインド人ユーザーにとっては非常に嬉しいニュースになったと思います。
（Manwa Lage：インドの音楽チャートで今月1位）
現在、インドのYouTubeユーザーは6千万人、1万本のインド映画、2万本のTV番組、25万曲のインド音楽が配信されている中、今回の施策が今後さらなるユーザーの獲得に繋がるのか注目が集まります。
